前回のブログに引き続き、エンドレスさんのブレーキシステム製造工場見学の模様です。
匠の技。
キャリパーも熟練の職人さん達が手作業で組み立てます。
締結ボルトはもちろん規定トルクで締めていきます。
エンドレスキャリパーのアルマイトは塗装ムラや色あせしにくいように処理されてます。
なぜ、人の手でくみ上げるかというと、経験豊富な職人さんの手作業の方が、ロボットより精巧にくみ上げられるからだそうです。
構想4年、試作1年の集大成こちらは、軽量かつ高剛性の鍛造モノブロックキャリパー「RacingMONO6」。
異形ピストンなのは、パッド全面を均一にローターに当てるため、回転方向の入り口側のピストンを小さくして圧力のバランスを取るためです。
日本一の技術力を駆使したキャリパーは、今や世界中が認めるキャリパーになってます。
ブレーキパッドの製造工程です。
まずは、鋳鉄の板をレーザー加工機にて、レーザーでバックプレートを切り出します。
定番でないパッドの場合は工場にあるレーザー加工機で製作します。
型によって仕分けされたバックプレート。
バックプレートだけで何千枚ストックされているのでしょう。
摩擦材を剥離させない処理で特許取得。
バックプレートにバーリングをプレス溶接します。このバーリングプロセスは、エンドレスさんは特許を取っていて、突出している筒状起内に摩擦材を食い込ませ摩擦材の剥離を抑制する処理です。
画像の粉の様な摩材を固めてパッドの成形します。
そして、200℃の加熱と250tのプレスをかけ、ガスを抜きながら摩擦材を接着します。
あとは、エンドレスブルーに塗装するわけですが、エンドレスさんの塗料は、断熱性や摩擦材の保護も考えられた特殊な塗料です。
出荷待ちのパッドが何列もの棚にぎっしり並んでいます。
アクセス分はどれでしょうね?
世界一のパッドはこう開発される。
続いて、ブレーキシステム開発工場へ移動し、開発環境も見せて貰いました。
エンドレスさんは、テスターを数機所有していて、テストの内容で使い分けしています。
キャリパー、ローター、パッドをテスターに使用して、実際に走っているのと同じ状態でテストします。
凄いテスターがあって、開発のターゲットとなるサーキット、マシン、そしてドライバーのブレーキングのデータを入力すると、実際にサーキットを走っているのと同様のブレーキングができるのです。周回数もシミュレートでき、素人の私には到底理解できないようなデータがリアルタイムで出力されてきて、状況をデータで確認しながらテストできます。これによって、ステージに合致したブレーキパッドが製造できるわけです。
現に、ニュル24H耐久レースをエンドレスブレーキパッド装着して総合優勝したマシンは、24時間パッド無交換という信じがたいパッドだったそうです。
その後は、レーシングサービス工場へ。
スーパー耐久参戦マシンがメインテナンスで入庫していました。
もちろんキャリパーは、ENDLESS モノブロックキャリパー。
最後は、ショールームへ案内していただき、花里社長の貴重なお話を聞かせてもらいました。
ここでは書けませんが、あの〇〇〇なマシンもENDLESS社ブレーキシステム導入決定だし、あの〇〇〇なマシンも今年からENDLESS社製パッド使用して優勝しているとのこと。。。
ブレーキならエンドレスで決まり!
エンドレスさんのブレーキパッド製造工場を見学させて貰って、一層エンドレスのファンになりました。
さすがは、世界一のブレーキパッドメーカーを目指しているだけの事はあります。
ブレーキパッドをはじめ、キャリパー、ローター、そしてフルードと、走るステージ並びに好みの効きに合わせてチョイスできるようラインナップの数は多数揃えられています。
輸入車も数多くの車種に対応しており、また、高品質で高性能、当店が胸を張ってオススメできるブレーキシステムメーカーです。
さいごに、
とても楽しいツーリングになりました。
参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
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